スプロケットメーカーならではの対策品を開発

一部のKawasaki　Zシリーズのフロントスプロケット用ロックワッシャーは、回り止めの役割を果たすスプライン形状が無い丸孔の内径に、フロントスプロケットに差し込んで回り止めの役割を果たす小さなツメ形状があります。このツメは駆動トルクなどの振動により折れてしまうことが多く、スプロケットナットが緩んでしまうことがあります。またワッシャーがフラットな為、スプロケットナットの壁面に沿わせる様に折り曲げる作業がしにくい形状でした。

今回発売した「ダブルアームロックワッシャー」は、回り止め用ツメを改良。ツメ幅を広くして2か所に増やし強度を大幅に上げました。同時にワッシャー外周部に工具で掴みやすい形状にすることで、作業性を大幅に向上させました。

これによりスプロケットはダブルアームワッシャー専用品になりましたが、従来通り純正ロックワッシャーも使用できる様にしてあります。