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スプロケットに関する質問
社外品スプロケットのほとんどは、フロントスプロケットに消音用ゴムダンパーがありません(車種によってノーマルでもゴムダンパーが無い場合もあります)。これによりノーマルから交換すると、
駆動音が大きくなる場合があります。ほとんどの場合エンジンの音や排気音によって気になりませんが、車体固有の振動によって駆動系から発生する音が耳障りな音になる場合もあります。
解消または軽減方法はチェーンのメンテナンスがオススメです。
基本的にはSUNSTAR刻印が見える様に装着する様に作られていますが、一部の車種で刻印をエンジン側に向けて装着する場合があります。
ノーマルスプロケットを車体から外す前に向きを確認していただき、スプロケットのカウンターシャフト差し込み方向の凹凸量を確認してください。
サンスタースプロケットを装着する際には、フィキシングプレートで装着する車両はフィキシングプレート側の凹凸量を揃えて装着します。
センターナット、ボルトで装着されている車両は、エンジン側の凹凸量を揃えて装着します。
こうすることでノーマルと同じチェーンラインで装着する事ができます。
重量と耐久性、見た目が違います。アルミの比重はスチールの約1/3なので大幅な軽量化が可能です。
高速で回転しているスプロケットが軽くなれば、オートバイの運動性能が向上します。重量が軽くなる事と引き換えに、耐久性はアルミが劣ります。チェーンのメンテナンス状況や乗り方にも大きく左右されますが、おおよそアルミは10000~20000km、スチールは20000~40000km程度です。製品の質感はアルミの質感が高いと言えます。車体に取り付けた時に目を引く外観になります。
エンジンの出力をミッションを通じてダイレクトに受け止めるフロントスプロケットは強度が必要になります。
フロントスプロケットに求められる強度などを満たすことが出来る材質がスチールの為、フロントスプロケットの材質にはスチールが採用されています。
エンジンの回転(クランクの回転)をタイヤホイールに伝える役割をスプロケットが担っているからです。スプロケットの役割として、エンジンの回転数と同じ回転数だけタイヤホイールが回転するととても乗りにくい為、エンジンの回転数よりも回転数を減らしてタイヤホイールを回転させています。
変速機付きの自転車に乗った時にギアを変えるとペダルが軽くなったり重くなったりします。あの仕組みとほとんど同じです。
この仕組みによってスプロケットの歯数を変更することで、オートバイの乗り味を変える事ができます。サーキットを走る人たちはコースによって歯数を日常的に変えています。
主な原因として考えられるのはホイールアライメントが狂っている事が挙げられます。
一部のチェーン調整機構以外は、左右でリアアクスルシャフトの位置を前後方向に調整出来る様になっています。左右で均等に調整ができないとホイールアライメントは狂います。リアスプロケットはリアホイールに取付される為、ホイールアライメントの影響を受けやすいのです。またハブダンパーが減っていたりへたっていると、リアスプロケットが固定されるスプロケットキャリアとホイールとの間のガタが発生し、異常摩耗の原因になります。
チェーンのメンテンナンスをこまめにする事。これに尽きます。具体的にはチェーン掃除、チェーン注油、チェーン調整です。
スプロケットはチェーンと共に機能します。チェーンの状態が良ければ良いほどスプロケットは長持ちします。特にチェーン注油とチェーン調整が重要です。注油は沢山するのでは無く、必要な量を適度に行う事が重要です。
チェーン調整はQ4にも関係しています。チェーン調整は車両固有の適正値があります。それに従って調整してください。チェーンは張り過ぎでも弛み過ぎてもダメです。自分で出来ない場合はプロショップにお願いしましょう。
駆動系においてはチェーンサイズを変更する事を指します。
主なサイズ変更はチェーンを細くするコンバートが一般的です。チェーンが細くなるとスプロケットも薄くなり、駆動系全体の軽量化が可能です。引き換えに耐久性が落ちますが、駆動系全体の軽量化によりオートバイの運動性能が向上します。
また、一部の旧車ではノーマルの太くて重いチェーンから、細いチェーンにサイズ変更するコンバートもあります。古いチェーンよりも現代のチェーンの方が性能も良い為、コンバートしても耐久性が大きく低下することはほとんどありません。いま装着しているチェーンのサイズが「630」や「532」というサイズが装着されていたらコンバートをオススメします。
オートバイのチューニングでリアホイール幅を広げ、ノーマルより太いタイヤを履かせた際にチェーンがタイヤに接触することがあります。
これを防ぐ為に必要な分だけチェーンラインを外側へずらす為に使用するスプロケットをオフセットスプロケットと言います。
高度なチューニングが施された車両に必要なスプロケットであり、必要なオフセット量などはプロショップに相談しましょう。
私たちも総称してアルミと呼んでいますが、細かく分類すると同じアルミとジュラルミンは異なります。ジュラルミンとはアルミ合金の一種で、ジュラルミンの中にもジュラルミン、超ジュラルミン、超々ジュラルミンなどがあります。サンスターがリアスプロケットに採用しているアルミは超々ジュラルミン(A7075-T6)になります。
アルミ合金の中でもトップクラスの強度を誇ります。サンスターのスプロケットの耐久性の良さは材質の良さが理由の一つです。